トイトレが思うように進まないとき、イライラしていませんか?
ネットや育児の情報で「おむつはずれは個人差はあるが、一般的には2~3歳頃。」といわれることが多く、その年齢が近づくと気持ちが焦ってしまいますよね。
トイトレはお子さんの発達が関係しているので、おむつが外れるタイミングはひとりひとり違います。
結論、トイトレは頑張らないほうが上手くいきます!
育児本やネットの情報はあくまで目安にしかなりません。
お子さんの心身の成長をみながらトイトレを進めていかないと、悩みが増えてイライラしてしまいますよ。
この記事では実際に2児のトイトレをした経験がある元幼稚園教諭のあつこが「頑張らないトイトレの方法」を解説するので最後まで読んでください。
この記事を読んで今日から笑顔でトイトレをすすめていきましょう!
【頑張らないトイトレ!】トイレトレーニングを始めるタイミング
トイトレを始めるタイミングの見極め方は、子どもの発達をしっかり見ることが大切です。
なぜなら、心身の発達段階がトイレトレーニングを始めるタイミングと合っていないと、トイトレの期間が長引くからです。
長引くと、お子さんやママの負担になってしまいますよね。
トイトレを頑張らずにスムーズに進めていくためには、具体的な目安があります。
【頑張らないトイトレ!】トイトレを始める具体的な目安とは?
次の6項目が当てはまるようになれば、トレーニングを進めていってもよい目安になります。
これらが全てそろっている必要はありませんが、できれば1から4はできる方が、トイレトレーニングがスムーズに進むでしょう。
また、おうちのかたに余裕があることも大切です。
引用:ベネッセ こどもちゃれんじ
では1つずつ見ていきましょう。
①自分で歩いてトイレにいける
1人で歩けるようになるのもトイトレを始めるサインの1つです。
子どもが歩けるようになると、脳が発達している証拠です!脳の大脳皮質というところが発達してきますよ。
大脳皮質とは、100億以上もの神経細胞が、いくつかの層になって配列されています。場所によって機能が違い、運動野、感覚野、視覚野、聴覚野、それ以外の連合野に分かれています。人間の思考の中枢を担っているのが「大脳皮質」、考える脳です。
引用:Baby-mo【ベビモ】はじめてママ・パパの悩みを解決
大脳皮質が発達してくると、『おしっこがたまっている感覚』や、『たまったおしっこを我慢できること』が分かるようになってきます。
おしっこがたまっている感覚は、子どもを見てもわかりませんが、『1人で歩くことができる』ということは、子どもを見てわかるので、目安になりますね。
②便座やおまるにしっかりした姿勢で座っていられる
排泄をするには、補助便座やおまるに1人でしっかりと座らなければなりません。
正しい姿勢で座っていられないと、踏ん張れず排泄ができないからです。
補助便座で踏み台に足が届かないときは、地にしっかり足がつくおまるだと子どもも安心しておしっこができますよ。
次男は補助便座よりおまる派でした!
詳しく知りたい人は「トイレ踏み台はいらない?おすすめ2選紹介」もチェックしましょう。
③大人の問いかけに簡単な言葉で答えられる
トイトレをすすめていくには、大人とコミュニケーションがとれることが大切です。
言葉の数が多くなくても、大人の話す言葉の内容が理解できていないとトイトレはスムーズに進まないからです。
「はい」や「いや」など単語で十分なので、問いかけに答えられることが大切です。
我が子は「おしっこしよか」の問いかけに「うん」か「いや」で答え始めたのでトイトレを始めましたよ。
④おしっこの間隔が2時間以上空く
おしっこがの間隔が2時間以上空くと、膀胱におしっこを貯めることができるようになったサインです。
おむつが濡れる回数が減ると、トイレに行きやすくなりますよね。
まだおしっこを貯められないうちに始めてしまうと、トイレに誘う回数が増えるので、お子さんにとって負担になってしまいます。
こまめにおむつの確認をして、昼間のおしっこの間隔をチェックするのが良いですね。
⑤自分の気持ちを伝えられる
トイレトレーニングは、子どもがママやパパに自分の気持ちを伝えられることが大切です。
気持ちを伝えられないと、おしっこが出たタイミングやおしっこに行きたいタイミングがわからないからです。
子どもが「ブーブー いた」などと2語文を話すようになればトイトレを始められるサインです。
とはいえ、言葉の出がゆっくりな子どももいるので、ジャスチャーや「おしっこがしたい」という特定の言葉で意思表示ができればOKです。
など、なんでもよいので意思表示ができることが大切です。
我が子は「おしっこ でた」と伝えてくれるようになったので、わかりやすくなりました。
⑥大人のマネができる
子どもが自分の周りのことに興味をもち、新しいことに挑戦したい!という気持ちが芽生えたサインです。
大人のマネをしたがる年頃になってくるとトイトレにもとても役立ちます。
ママやパパがトイレを使っているところを子どもに見せたり、「トイレでおしっこをすると気持ちいいよ!」
など言葉を聞かせたりすると、子どもが「自分もやってみよう!」という気持ちがわいてくるからです。
一緒にトイレにいくと、トイレの使い方が視覚的でわかりやすいですよね!
子どものやる気が必要!
子ども自身がトイレに興味をもち、トイトレをするやる気があるかが重要です!
なぜなら、子どもの気持ちを最優先にしないと、トイトレは進まないからです。
園に通っているなら、周りの友達がトイレに行っていると「自分も!」と思うかもしれませんよね。
トイトレをやりたくないときは無理にしないほうがスムーズに進みますよ。
我が子はやる気がないのに無理に誘って自分だけイライラしてしまったのは私です。笑
いつかはおむつは外れる!それぐらいの気持ちのほうが自分も子どもも楽だな!と思います。
【頑張らないトイトレ!】上手くいくためのひと工夫
トイトレをスムーズに進めるための工夫を紹介します!
声掛けだけではママも疲れてしまうので、取り入れられそうなものがあれば試してみてくださいね。
トイレの壁に絵やシールなどで飾り付けを
トイレの壁に自分の好きなキャラクターなどが貼ってあれば、子どもは喜んでトイレに行きますよね。
トイレが殺風景だと、子どもは自分から「行きたい!」とならないからです。
壁に貼ってもよいシールや、印刷した絵など、子どもが好きなものを貼るだけで、トイレが楽しい空間に変身しますよ。
我が家の次男は車がすきなので、車のシールをはったり、絵を貼りました!
貼るだけで、喜んでトイレに行っていましたよ。
絵本でトイレに興味をもたせよう
絵本は、視覚的でわかりやすいので、子どもがトイレに興味がわきます。
トイトレで悩む人が多いからか、トイレを題材とした絵本がたくさんあるからです。
実際我が家では子どもがトイレに興味がもてるように絵本を用意すると、喜んで何度も読んでいます。
また、紹介する絵本はしかけもあるのでワクワクしながら見ていますよ。
トイレでできたときはシールを
子どもが好きなシールを貼ることで、トイレに行く楽しみが増えるからです。
また、やる気もアップするので取り入れてみても良いものの1つです。
シールはいろんな種類が100均一にも売っていますよ。
ただし、貼り忘れることも多々あるので、子どもが貼りたい!と思うのならば、続けてみても良いかと思います。
ネットでもトイレ関連のシールブックがありますよ。
トイトレは夏がおすすめ
トイトレに最適の時期は夏です。
もし漏らしても気温が高いので風邪をひくことは冬に比べて少ないからです。
また、夏は薄着なので洗濯物が少なく済みます。
漏らして洗濯物が多くても薄着の夏であれば量も少なく済むので家事のストレスも減りますよ。
3歳でトイトレが終わった話
我が家には子どもが2人います。長男のトイトレが3歳で終わった話を紹介します!
「こども園入園までにおむつを外さないと!」と長男がトイトレを始める時期に思っていました。
これは私が幼稚園で働いていたからこの思いがあったと思います。
ただ、今は子どものペースで外していくという風に変わってきているので年少でおむつを履いている子もたくさんいると思います。(現に我が家の次男、今年年少で入園していますが園ではオムツです。)
長男が小さい頃、おむつなし育児の勉強もしに行っていたので、1歳をすぎた頃からおむつなしでのゆるいトイトレも少しずつ行っていました。
本格的にオムツを卒業するために3歳前からトイトレをはじめるとあっさりトイトレが終わりました。
これは1歳過ぎからゆるくトイトレをしていたおかげかもしれません。
3歳にはパンツで昼も夜も過ごせるようになりました。(夜のみオムツをはいていましたが、朝まで濡れることがなかったので、本人と話をしてパンツで寝るようになりました。)
次男は3歳が過ぎていますが、まだ絶賛トイトレ中です。
兄弟でもトイトレの進み具合が違うんだと改めて思っています。
性格も兄弟で違いますもんね。
長男のときはゆっくり長男だけのペースでトイトレに付き合うこともでき、3歳で卒業しました。
しかし次男のトイトレは、長男と次男の生活があるので、次男だけにゆっくり時間をかけてトイトレに向き合う!ということが少し難しく、かなりゆっくりペースでトイトレをしています。
次男は今、家ではパンツ、園に行くときは本人がおむつが良い!とのことで園と寝る時はおむつをはいています。
ゆっくりですが、次男のペースでトイトレは進んでいるので、焦らずイライラせず見守りながら、おむつ卒業を目指しています!
まとめ
2児のトイトレを経験した元幼稚園教諭のあつこがイ頑張らないトイトレの方法を紹介しました。
結論、トイトレは頑張らないほうが上手くいきます。
「3歳までにおむつを外さないと…」「周りの子たちはおむつが外れているのに…」などと不安にならなくても大丈夫です。
おむつはいつか必ず卒業する日がやってきます!
子どもの気持ちを大切にして、トイトレが負担にならずに進められるとよいですよね。