様々なトイトレ方法があるなかで、急にパンツを履かせると早くオムツ卒業ができる可能性があるって聞いたことがありませんか?
結論、いきなりパンツを履かせるトイトレをすると、トイトレの期間が短く済む可能性があります!
ただし、いきなりパンツは向き不向きがあります。
我が子に向いているかどうかの確認をしてからはじめないと、ママの負担が増えてしまいますよ。
この記事では、実際に「いきなりパンツのトイトレ」経験がある元幼稚園教諭のあつこが「いきなりパンツ」について解説するので最後まで読んでください。
トイトレはいきなりパンツでも良い?
いきなりパンツのトイトレ方法について以下のことを解説をします。
いきなりパンツって?
おむつを履いていた子どもに急に布パンツを履かせて過ごすトイトレのことです。
漏れた不快感を体験することで、徐々にトイレでおしっこができるようにしていく方法です。
繰り返し続けることで、自分から「おしっこ」と言えるようになり、トイレで排泄をすることができますよ。
また、トイレで排泄をすることで濡れた不快感がないことを体験していきます。
とはいえ、トイトレのなかでもかなり思い切った方法ではあるので、お子さんによって向き不向きがあるのではないでしょうか。
【トイトレいきなりパンツ】向いている子・向いていない子とは?
いきなりパンツでトイレトレーニングをするには向いている子と向いていない子にわかれます。
特徴は次のとおりです。
ここで「向いていない」に該当する子どもは、今はおむつを履いて様子を見て、また時期が来たらチャレンジしてみるのも選択肢の一つです。
「向いている」に該当した子どもはどのように進めていくのか具体的にいきなりパンツのやり方を見ていきましょう!
トイトレを始めるタイミングは、お子さんの成長によって異なるので詳しく知りたい人は「トイトレは頑張らない!上手くいくコツと3歳で卒業した話」もチェックしましょう。
【トイトレいきなりパンツ】いきなりパンツのトイトレ進め方
いきなりパンツ作戦のトイトレも一般的なトイトレの進め方と似ています。いたってシンプルです。
時間を決めてトイレに誘ってもなかなかタイミングがあわないときもあります。
もちろんすぐにできるのは難しく、上手くいくときと上手くいかないときが個人差であります。
【トイトレいきなりパンツ】必要なものは?
いきなりパンツを始めるには、当然お漏らしが増えるので、始める前に必要なものを準備をしましょう!
多めに布パンツを用意する
おむつを履いていた子どもが布パンツを履くということは当然着替える回数が増えます。
そのことを想定して、布パンツを多めに用意しておくことをおすすめします。
布パンツは乾くのが早く、今後も履き続けるものなので、枚数が多くあっても困ることはありません。
お子さんの好きなキャラクターや柄のパンツを用意すると、やる気もアップしますね!
我が子は自分で履きたいパンツを選んでいます。
自分で「選んだ」という自己決定力も身に付くので一石二鳥だと思っています!
自己決定によって進路を決定した者は、自らの判断で努力することで目的を達成する可能性が高くなり、また、成果に対しても責任と誇りを持ちやすくなることから、達成感や自尊心により幸福感が高まることにつながっていると考えられます。
引用:所得や学歴より「自己決定」が幸福度を上げる 2万人を調査 国立大学法人 神戸大学
雑巾
お漏らしをしたときにすぐに拭いて後始末ができるように、多めに雑巾を用意しましょう。
乾拭きでおしっこを吸い取ったあと、水拭きをすると早く後始末ができるので、多めに雑巾は用意しておくと良いですね。
臭いなど気になる方は、除菌のウエットティッシュで最後に拭き取ると良いと思います。
ただし、床の材質によっては、アルコールは不可の材質もあります。
確認してから除菌のウエットティッシュは使ってくださいね。
どこでお漏らしをしてもよい環境づくり
子どもがパンツで過ごす場所は、お漏らしをすることがあるので、濡れても良い環境づくりをしておきましょう。
濡れると困るものをおいておくとママの掃除の負担が増えイライラしてしまう可能性があるからです。
たとえば、ソファ・カーペットなどが濡れると掃除が大変ですよね。
撤去できるものはトイトレ中は撤去し、撤去が難しい場合は、防水カバーをつけるなどの工夫をするだけで掃除の負担は減ります。
ママの心の余裕とすぐに拭き取れば済む環境づくりをしておくことでストレスも減りますよ。
トイレ用踏み台の設置
子どもが便座に1人で乗り降りしやすいように、踏み台の設置をしましょう。
1人で座れないと、毎回ママが抱っこでお子さんを座らせることになるので負担も増えます。
詳しく知りたい人は、「トイレ踏み台はいらない?おすすめ2選紹介」もチェックしましょう。
補助便座やおまるの用意
子どもが1人で安定して便座に座ることができるように、補助便座を用意しましょう。
トイレの便座は子どもにとっては大きいです。補助便座がないと、バランスがとりずらく不安定で危険だからです。
また、家庭によってはおまるの設置のほうがスムーズにトイトレができるのであれば、おまるを用意しましょう。
どちらが良いかは、お子さんの様子をみながら用意すると良いですよ!
子どもが好きなキャラクターの補助便座や音が鳴る補助便座など様々あるので、必要なものを検討してみてください。
【トイトレいきなりパンツ】メリット
憧れのおにいさん・おねえさんパンツでトイトレのやる気がアップ!
自分で決めたパンツなら、早く履きたい!という気持ちがでてきます。
オムツは赤ちゃんで、パンツを履くと「おにいさん・おねえさん」になる。と子どもながらに理解していますよ。
実際、我が家の次男は「大きくなったらパンツにする。」と急に言い始めたので、親や兄をみて学んでるのだなと感心しました。
お子さんに人気No.1なのがキャラクターデザインのパンツです。男の子も女の子も大好きなキャラクターのパンツは喜んではいてくれます。トイレトレーニングの主役はお子さんです。お子さんに好きなパンツを選んでもらうと、やる気がぐっとアップします。
引用:ズバリ!おすすめのトレーニングパンツは?
お財布・環境にやさしい
布パンツは、紙おむつ・トレパンに比べてお財布に優しいです。
1枚当たりの価格でみると、紙おむつが安価ですが使い終わった後はごみとして処分しなければならないため、環境にはやさしくないですよね。
洗濯ができるトレパンと布パンツを比べると断然布パンツが安価であることがわかります。
そして、トレパンは短期間しか使わないものです。長期的にみると布パンツを買うことがお財布にも優しいですね。
【トイトレいきなりパンツ】デメリット
失敗した場合、着替えと掃除が必要
急にパンツで過ごすため、失敗はつきものです。失敗すると子どもの着替え、濡れた場所の掃除が待っています。
濡れた服の洗濯や掃除の手間を考えると、ママの負担が増えてしまいますよね。
さっと拭き取れば済むことも、ママの心の余裕がないとイライラしてしまうかもしれません。
自分で決めたパンツでやる気がアップし、子どもの成長を応援するためにはメリットのほうが上回りますね!!
【トイトレいきなりパンツ】我が家のいきなりパンツ作戦体験談
時系列に沿って、我が家の次男(3歳)のいきなりパンツ作戦を紹介します。
1・2日目
私から一方的にいきなりパンツでトイトレを始めると上手くいかないので、オムツからパンツに替えることを、子どもに話をしました。話をしたことで、スムーズに始めることができました。
長時間だとストレスにもなるので、日中のみパンツで過ごすことでスタートしました。
1・2日目は漏らしてしまって「でっちゃったー」と自分から言ってくれました。
初めてなので漏らすことは想定内でしたが、自分から事後報告をしてくれたので一歩前進です。
3日目
おしっこがたまる感覚がだんだんわかってきたようで、自分から「おしっこ行く」と言うようになりました。
ただ、遊びに夢中になっていると漏らしてしまうこともありましたが、成功することも増え自信もついてきたように見えました。
成功と失敗を繰り返して、夜はおむつを履いて寝ていた次男が急に「夜もパンツで寝たい」と言いました。
夜はおむつが濡れることが多かったのですが、本人の気持ちを大切にしたいと思いました。
「漏らしたときは洗えばいい。」と私が覚悟を決めて、いざ寝てみると、朝まで漏らすこともなく成功しました。
4日目
日中のおしっこは自分でトイレに行くようになり、失敗はほとんどすることがなくなったので、近くのスーパーにパンツで買い物に行きました。
出発前トイレに誘いましたが、「ない」との返事だったので歩いて出発。スーパーで漏らしてしまいました。
店員さんに話をして後始末をし、今後は出かける前はおしっこがなくても「一度トイレに行ってみよう。」と次男と話をしたので、体験して学べたのである意味よかったと思います。
夜は寝る前に水分をとった為、朝起きるとおねしょをしていました。それでも怒ることはせず、「濡れて冷たかったね。」と子どもの気持ちを汲み取って淡々と着替えと後始末はしました。
5~7日目
日中、家にいるあいだはパンツで成功。
寝る前にたくさん水分を摂らなければ夜もパンツで寝られることが判明しました!
【トイトレいきなりパンツ】我が家のいきなりパンツ作戦の感想
実際にいきなりパンツをしてみてわかったことを紹介します。
親も真剣だからこそイライラしがちですが、親と同じように子どもも真剣なので、たくさん褒めて自信をつけてあげることがかなり大切です。
漏らしても拭けば良いし、着替えればよいことなので、環境さえ整えればスムーズにトイトレは進みます。
我が家は、いきなりパンツで日中のパンツの成功から、夜もあっさりパンツでいけるようになりました。試してみて良かったです。
ただし、うんちは別物みたいなのでまだオムツに履き替えています。現在進行中なので、徐々にうんちもオムツ卒業を目指します。
トイトレをいきなりパンツで成功させるポイント
トイトレで初めからパンツを履かせる方法で、トイトレが成功するポイントは以下の通りです。
お気に入りのパンツを履く
トイトレでは、子どものお気に入りのパンツを履くことをおすすめします。
なぜなら、自分で選んだパンツを用意することで、自分から「履きたい!」と思えるからです。
パンツの他に補助便座も子どもの好きなキャラクターものを選ぶと自分からトイレに行きたくなりますよ。
できたときはたくさん褒め、失敗したときは叱らない
事前におしっこを知らせてくれたら褒める。おしっこがトイレやおまるででたら褒める。
このように、子どものできたことに目を向け褒めることで、自信につながり、成功へと繋がります。
もし失敗しても、決して叱ったり、怒ったりしてはいけません。
叱られると、やる気がなくなりトイトレが進まなくなるからです。
失敗したときは、「でちゃったね。次は教えてくれるとうれしいな。」などと、前向きに捉えられるような声掛けが良いですよ。
焦らずに子どものタイミングやペースに合わせる
トイトレを始めるタイミングは、子どもの成長によって異なるので、タイミングは見極めて始めるとよいです。
大人も気が向かないときがありますよね。子どももトイトレをしたくないときがあるかもしれません。
そんなときは子どもの気持ちに寄り添って、子どものペースに合わせて進めていく方が、トイトレの成功への近道になります。
親も子もどちらも無理せずトイトレができることが一番ですね!
まとめ:トイトレの近道、いきなりパンツ作戦には準備と気持ちが必要
いきなりパンツ作戦について、我が家の体験談も含めて紹介しました。
結論、いきなりパンツでトイトレをすると、トイトレの期間が短く済む可能性があります!
しかし、この方法は、向き不向きがあるので、向いている子は試してみる価値がありますよ。
いきなりパンツは漏れることが大前提なので、ママがおおらかな気持ちでいるために始める前には準備が必要です。
漏らしてしまったときは決して怒らない、叱らない覚悟も必要です。
子どものタイミングや気持ちも大切にしてトイトレが最短で終わればよいですね!